さきぼうの「おはなし部屋」

ラジオで話した内容をブログにしています🖊

学生時代の放送部の話

🎧ラジオ番組を文字起こしした内容を抜粋して掲載しています。

本編も、ぜひクリックして聴いてみてくださいね♪

▼2023年8月12日(土)放送

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■本日のテーマ

みなさんこんにちは。

さきぼうの「おはなし部屋」へようこそ。

今日のテーマは「学生時代の放送部の話」です。

 

■内容

放送部って何やってるの?

私は中学校2年生から高校2年生まで放送部に所属していました。

皆さん放送部ってきか聞くとどういうイメージをされますかね。

なんか「放送部ってお昼の放送流す人でしょ」みたいな感じじゃないですか?

「他にすることあるの?」って結構言われてたんですよ。

実はやることてんこ盛りだったんですよ。

学校によって違うのかもしれないんですけれど、私の場合は結構忙しかった。

入学式、卒業式、体育祭での音響の準備、記録用のカメラ撮影などもしていました。

今となっては、機材の使い方なんてすっかり忘れてしまったんですけれど、結構大きなカメラ背負って動き回ったりしてましたね。

あと、合宿とかもあったんですよ。

合宿では、機材の使い方を学んだり、自然に囲まれた中で鳥のさえずりとか川のせせらぎの音を録音したりしていました。

卒業生たちも遊びに来てくださって、グループごとにドラマを作ってみたりとか。そんなことをしていましたね。

 

NHK杯放送コンテストへの出場

NHK主催の放送コンテストに出場するというのが、放送部としての一番大きな行事でした。
私たちは、通称Nコンって呼んでいました。

ちょっと調べてみたら、今年で、中学生部門は第40回、高校部門は第70回目を迎えてるそうですね。

なかなか歴史ありますよね。

地方大会が各地で開催されていて、上位入賞校が全国大会へ進めます。

私も東京都大会に出場していました。

で、「どんなことをコンテストで競うんだい?」っていうところが気になるかもしれないんですけれど、

例えば、個人の部門では、

アナウンス部

・朗読部門

というものがあり、審査員の前でアナウンス原稿やほんの一部分を朗読して、

それを審査してもらっていました。

アナウンス部門での、全国大会出場者や地方大会の上位入賞者が、甲子園の開会式とか、閉会式の司会なんかも、担当するんですよ。
今年の夏の甲子園では、兵庫県大会での成績を参考にして、司会の高校生が選ばれたようですよ。

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開会式を見ていましたが、本当に通る声でやっぱり上位入賞者だなと久々に見ていても思いました。

で、Nコンの団体部門としてはとしては4つ部門がありました。今でも多分そうなんですけど

・テレビドラマ部門

・ラジオドラマ部門

・テレビドキュメント部門

・ラジオドキュメント部門

中学生、高校生たちで、テーマ、原稿、絵コンテ、カメラワークから、全部考えるんですよ。

「中学生、高校生が作るものでしょ~」って思うかもしれないんですけれど、めちゃくちゃレベル高いんです。

私が中学生、高校生だった20年近く前の上位入賞作品でもとんでもなくレベルが高くて、

映像や音声の技術はもちろんなんですけれども、メッセージ性もとてつもなく高いもの がとっても多かったんですよ。

当時でそのレベルだったので、現在の編集ソフトなんかをもう駆使したりなんかしたら、もうさらにとんでもないレベルになっていると思います。

 

どんな作品を作っていたか

私が高校2年生の頃に、私が通っていた高校の事務室の方を取材したドキュメンタリー番組を作ったんですよ。

私の高校の当時の事務室に、ものすごくキリッとした風貌で毎朝颯爽と出勤されている方がいらっしゃって、

当時部員だった私たちは、それはそれはもうその方に興味津々だったんですよ。

「あの人は一体どういう仕事をしているんだろう?」って。

そういう、ちょっとしたきっかけで、事務の方々に対して興味を持って、

普段、どんな思いでどんなお仕事をされているんだろうという内容で取材をさせていただきたいと申し出たんです。

事務の方々は、そういう私たちの要望を快く引き受けてくださいました。

どれくらい密着させてもらったかは、ちょっと定かではないんですけれど、

大きなイベント前日の準備や、生徒の通学に関しての安全管理だったり、学校全体の備品の管理だったり、

私たちが普段目にしている部分以外の、本当に裏の部分の現場を取材させていただきました。

で、事務室にね、定点カメラを置かせていただいて、デスクワークもどれくらいやってるのかとかね。

結果、コンテストでは入賞には至らなかったんですけれども、その取材がきっかけとなって、事務の方と仲良くさせていただくことになりました。

本当にありがたいことに、卒業してもう15年以上、20年近く経った今でも、交流を続けてくださってます。

私が大学生の20歳になった頃は、当時の事務の方々にお祝いもしていただきました。

あの取材をさせていただいて、すごく印象に残っていることは、

「華やかなイベントや行事の裏には、ものすごく多くの人の支えがある」ということです。

もちろん、事務の方だけじゃなくて、先生方ももちろん関わってはいるんですけれども、

「生徒のため」「学校をさらに良くしたい」という一心で動いてくださっていた事務の方々の心意気というのは

当時の私にかなり印象深く残っている姿です。

私も、その目の前の作業だけではなくて、ま、その先に、この作業の先に誰がいるのかっていうことを考えながら、仕事に励まないのとなと今でも感じているところです。

 

■エンディング

話しをしていて、色々当時の情景を思い浮かべていたんですけれど、

今、私34歳なんですが、多分当時色々とお世話になっていた事務の方々は、今の私の年代と多分同じぐらいだったんじゃないかなって思い出しました。

あんなに一生懸命、生徒のため、学校のためにと動いてくださっていたんだなと思うと、

今、私は大学職員として、「学生のため」「大学のため」に仕事できてるかなってちょっと反省しました。

自分の仕事のその先に誰がいるのかということをを考えながら仕事しないと改めて感じています。

ではでは、本日もおはなし部屋に遊びに来ていただいて、ありがとうございました。

また、いつでもお部屋に遊びに来てくださいね。ではまた!

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